日本代表MF中村敬斗(23=スタッド・ランス)が快記録連発だ。14日のAFCアジアカップ(アジア杯)1次リーグ初戦のベトナム戦(4-2)で、2-2の前半終了間際にペナルティーエリア手前からの見事な右足コントロールシュートで勝ち越し点を奪った。

国際Aマッチデビューとなった昨年3月のウルグアイ戦は後半44分からの出場で無得点だったが、その後は1、2、1、1、1点と出場5試合連続ゴール。日本代表で出場5戦連発は2019年のMF南野拓実らに並ぶ歴代2位タイの記録で、出場6試合連続ゴールとなれば、1985年に日本の「背番号10」MF木村和司がマークした歴代最多記録に並ぶことになる。

FKの名手として知られる当時27歳の木村は1985年10月26日のFIFAワールドカップ(W杯)メキシコ大会アジア最終予選の韓国戦(国立)で、6戦連発となる「伝説のフリーキック」を決めて達成した。右足でゴール左上隅に決めた直接FKゴールは今も語り継がれる。

2000年生まれの中村はその伝説の記録に並ぶ勢い。さらにAマッチデビューから出場7戦7発となれば、日本代表監督を務めたこともあるFW二宮寛(7戦8発)が1959年にマークして以来、実に65年ぶりとなる。

「自分のやることは変わらない。出るか出ないかは監督が決めること。出た時にベストパフォーマンスを出せればいい」。左足首負傷の影響でMF三笘の復帰が不透明な中、新時代のアタッカーにかかる期待は大きい。【石川秀和】


〈日本代表の国際Aマッチ出場連続試合ゴール〉

▼6試合連続

木村和司(85年)1、1、1、1、1、1点

▼5試合連続

渡辺正(58~59年)1、1、1、1、1点

釜本邦茂(66~67年)1、6、3、1、1点

南野拓実(19年)1、1、1、2、1点

中村敬斗(23年~)1、2、1、1、1点

日本対ベトナム 前半、ゴールを決めた中村(中央)(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、ゴールを決めた中村(中央)(撮影・足立雅史)
W杯メキシコ大会アジア最終予選日本対韓国 前半終了間際、「伝説のフリーキック」を決める木村和司(1985年10月26日撮影)
W杯メキシコ大会アジア最終予選日本対韓国 前半終了間際、「伝説のフリーキック」を決める木村和司(1985年10月26日撮影)