J2アルビレックス新潟がホーム最多となる7ゴールを挙げた。27日の東京ヴェルディ戦での得点者はハットトリックのMF高木を含め日本選手だけで5人。リーグ戦での1試合7得点は03年のアウェー横浜FC戦(7-1)以来18年ぶりのクラブ最多タイ記録となったが、前回はブラジル人FWのマルクスが4ゴールを挙げるなど3人で7得点。今回のように日本選手だけで5人がゴールはクラブ史上初めてだ。

新潟の1試合6得点以上
新潟の1試合6得点以上

就任2年目のアルベルト監督の下、小気味よくパスをつないで東京Vを自陣に閉じこめた。ボールを失っても連動したプレスで即座に奪回し、前線から最終ラインまでコンパクトな陣形をキープした。相手をオフサイドの網にかけた回数が6回を数えるなど、逆襲の機会も奪った。過去12戦未勝利だった難敵に付け入る隙を与えず、見事に「蹴散らした」。

アルビ伝統の優良ブラジル人アタッカーに頼らない日本人主体のチーム作りで「手がつけられない新潟」は開幕5連勝で首位をキープ。ホームには新型コロナウイルス感染拡大後、最多となる1万968人が集まったが、お決まりの大音量チャントはもちろん自粛。それは近未来、満員のビッグスワンで。【石川秀和】

27日東京V戦、ゴールラッシュで快勝した新潟の選手
27日東京V戦、ゴールラッシュで快勝した新潟の選手