日本代表GK西川周作(29)が15本のシュートを浴びながらも好セーブを連発し、W杯予選で出場6試合連続で完封を達成した。2-0の終盤、相手の決定的なシュートを防ぐと、直後のカウンターから本田の追加点も生まれた。「ピンチでも慌てることなく気持ちで抑えようと。0で終えられたのはGKとしてうれしい」。松永成立、川口能活が持つ5試合連続完封を更新し「僕1人の力ではなく、チーム全員で歴史に名を刻めた」と笑みがこぼれた。

 前日から「ピッチでは獣になる」と無失点への強い決意を口にしていた。そして有言実行に、試合後は「獣になれた」と胸を張る。最終予選ではアジアの強豪国との対戦が待っている。「どの国も力のあるチームがくる。最終予選でも無失点を続けてられるように、いい準備をしたい」と9月からの戦いを見据えた。