サッカーU-20(20歳以下)W杯韓国大会(20日開幕)に出場する日本代表のエースFW小川航基(19=ジュビロ磐田)が、大会前最後の実戦で景気付けのゴールをぶち込んだ。15日、国際親善試合ホンジュラス戦(静岡スタジアム)の前半15分に左CKを得意の頭で決めた。12日の磐田との練習試合から2戦連発で好調をアピールした。3-2と逆転勝ちした日本は今日16日、静岡合宿を打ち上げる。

 小川は左CKにフリーでニアサイドに飛びこんだ。頭1つ高い打点でボールを流すように合わせ、先制点を右隅に決めた。それでも「もっとゴールに絡みたかった。流れの中でとれなかったのはふがいない」と漏らした。

 チーム発足から約2年半。エースとして引っ張ってきた自負がある。理想は自分のゴールで勝利に導くこと。1-2の前半45分にMF三好の左クロスを左足で合わせたが、大きく上へそらすなど好機を逃した。結果的に逆転勝ちしても、追求する仕事内容とはギャップがあった。「2点、3点ぶち込みたかった」。流れの中で得点できず「本番にとって置いている、ということで」と自分への不満を笑顔の下に押し隠した。