試合勘もある。今年1月に移籍したスペイン2部テネリフェでは序盤こそ適応に苦しんだが、4月末から最終戦まで11試合連続で先発出場。昇格プレーオフでは4試合1得点2アシストの結果を残した。ヘタフェ加入後の練習試合も今月9日のアルコンコン戦まで3戦連続で起用されており、同5日ジローナ戦では“移籍後初ゴール”をマーク。20日の開幕ビルバオ戦へ定位置争いを続けている。日本代表スタッフ会議でハリルホジッチ監督が挙げた「(オーストラリア戦の前に)2、3試合プレーしていること」という招集の目安も十分クリアできそうだ。

 柴崎のW杯予選出場は15年6月の2次予選初戦シンガポール戦が最初で最後。ロシア行きを志す中、最終予選には1度も呼ばれていない。指揮官の就任当初は常連だった秘蔵っ子が、日本の危機に成長した姿を見せられるか。メンバー発表は24日に予定されている。