J2横浜FCの元日本代表FWカズ(三浦知良、50)が、W杯ロシア大会出場を決めた日本代表を祝福した。

 1日、横浜市内で練習後、「みんなが輝いていたし、躍動していたし、ハードワークしていた。監督がやろうとしたことを、監督の思い以上にやってくれたと思う。ホームで出場を決められたのは大きかった」と称賛。自宅でテレビ観戦後は、翌日の練習に備えて早めに寝たため、親交のある日本代表メンバーとは連絡はとらなかったが、試合前日にはDF長友佑都(30=インテルミラノ)やMF香川真司(28=ドルトムント)には「コンディションはどうですか?」など、ケガを気遣う言葉を送信。MF長谷部誠(33=フランクフルト)らにも「全国民が味方ですから、思い切りプレーしてください」と激励したことも明かした。

 W杯本大会は来年6月14日に開幕する。「(W杯アジア最終予選で)UAEとの初戦に負けてから、ちょうど1年。W杯まで、あと1年もない。時間はあるようでない。ロシアに向けては、昨日の試合でピッチに立てなかった選手、ベンチに入れなかった選手、J1、J2、J3…サッカー選手全員にチャンスがある。僕も(W杯のピッチに)立ちたいし、彼らに負けたくないと気持ちでやっている。そういう思いが代表のレベルも向上させると思う」。オーストラリア戦で得点したFW浅野拓磨(22=シュツットガルト)、MF井手口陽介(21=ガンバ大阪)ら若手にも刺激を受け、W杯舞台に立つ夢に挑み続ける50歳がいる。