日本代表GK東口順昭(31=G大阪)が1日、愛知・豊田市内で正GK奪取へのアピールを誓った。親善試合ニュージーランド戦(6日、豊田ス)とハイチ戦(10日、日産ス)に向けた合宿がスタート。東口は「いつでも準備してきたし、こういう機会で自分をアピールしたい」と意気込んだ。

 出場すれば16年3月24日のW杯2次予選アフガニスタン戦以来で、国際Aマッチ3試合目となる。「前回はアピールというほどボールがこなかったので、次は自分の特長を出すことだけを考えてやりたい」と気合を込めた。

 G大阪では絶対的な守護神でも、日本代表ではサブという立場で悔しい思いをしてきた。代表合宿から戻るたびに自らを見つめ直し、足りないものを探した。だが「(川島)永嗣さんのいいところで勝負しても、自分の特長がなくなる。自分の特長を出す意識でやっていかないとな、と思った」と考えをあらためた。自らのリズムを取り戻し、今回の合宿に臨むことができた。

 「ここからはサバイバル。1試合を大事にしたい」。W杯で主力として舞台に立つため、東口が1年半ぶりの出場を目指す。