アルビレックス新潟レディースはサンフレッチェ広島レジーナに0-2で敗れ、今季ホーム最終戦を勝利で飾れなかった。後半に2失点。攻撃陣も最後までゴールを奪えなかった。シーズン終盤に今季初の3連敗を喫したが、クラブ最高の4位が確定。橋川和晃監督(53)の「本気でトップ3を目指そう」のひと声から始まった今季。目標達成とはならなかったが11チーム中10位に沈んだ昨季から飛躍を遂げた。最終節は25日、敵地でマイナビ仙台と対戦する。

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試合終了を告げる長いホイッスルと同時に、選手たちは下を向いた。今季10試合で8勝2敗と強いホームでの最終戦。1986人が詰めかけたデンカSでともに喜ぶことはできなかった。

前半から攻め込まれる時間が多かったが、MF滝川結女(24)やMF川澄奈穂美(38)らを中心に攻め込み、少ないチャンスで決定機は作った。だが、橋川監督が常に口にしていた「最後の、細部のクオリティー」が足りなかった。川澄は「サッカーって、紙一重のところで結果が変わるスポーツ。細かいところをもっともっと突き詰めないと」と振り返った。

堅守も崩れた。0-0の後半23分。MF園田瑞貴(27)のボールロストから先制点を献上。同40分には左サイドからのクロスを押し込まれた。3試合連続で2失点。完封勝利を狙っていたGK平尾知佳(27)は「ビルドアップで何回もミスして、嫌な位置で(ボールを)取られる場面が多かった。本当に悔しい試合だった」と唇をかんだ。

華やかな本拠地ラストマッチにはならなかったが、今季はまだ1試合を残す。「とにかく勝って喜びたいし、笑いたい。その思いをすべてぶつけていきたい」と川澄。勝利でシーズンを締めくくる。【大島享也】