欧州遠征中のパチューカ(メキシコ)のMF本田圭佑(31)が9日、日本代表の世代交代が失敗していると持論を述べた。0-0で引き分けたPSVとの親善試合にフル出場。08年にVVVフェンロと契約し、初めて海外でプレーした思い出の地オランダで懐かしさからか、大いに語った。

 「(W杯欧州予選で敗退危機にある)オランダ代表はたぶん、世代交代に失敗しているというところでしょう。日本代表にもちょっとその感じがあって。若い選手が出てきているとは言いつつ、結局、僕らがもうちょっとガツガツいかないと。その間を埋める選手がいないから。日本代表も、オランダ代表も(世代間の)レベルの差で失敗しているという印象はする」

 コンディションが整わず招集からは漏れた。日本代表に世代交代は必要と言うが、その波にのみ込まれるわけにいかない。難しい立場でも自信は揺るぎないようだ。(アイントホーヘン=エリーヌ・スウェーブルス通信員)