サッカー日本代表監督を電撃解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏(65)が21日午後、来日した。

 多くの報道陣が待ち受ける中、パリから東京・羽田空港着の航空機でやって来た。紺色のジャケットにジーンズ姿。セカンドバッグを抱えて到着ロビーに姿を見せると、サングラスを外し、険しい表情で歩みを進めた。途中で旧知の担当記者を見つけると、右手を振って応えた。

 その後、取材対応した際のコメントは以下の通り。

 -来日の目的と今の心境は

 日本に来る時はいつも、喜びを持っていましたけど…。(樋渡通訳がおえつを漏らすと、もらい泣きしそうになったのか、サングラスをかけ直して上を向き)今回の状況はちょっと…特別な…ものです。

 45年フットボールにかかわっていて、本当にこのフットボール人生は難しいものになってますけど、何が起きているのか、まだ理解できていない状況です。真実を探しに来ました。

 本当に、公に、私は真実を知りたい。私をうんざりさせるような状況に追いやって、ゴミ箱に捨てたような状態。

 ただ、私はまだ終わっていないと思っています。私の誇りを傷つけるようなところは闘わなければならないと思ってますし。このような対応をされるとは…。特に日本という素晴らしい国で、日本という社会はお互いを尊敬し合って、お互いリスペクトするという文化があるところですけど。ただ、まだ私はまだ終わっていないと思っている。メルシー、バイバーイ(ありがとう、さようなら)。