西野朗監督(63)はワールドカップ・ロシア大会前最後の実戦となった国際親善試合パラグアイ戦で、MF乾貴士(30=ベティス)の後半6、18分と2ゴールで快勝し「前半、外しまくってスパイクを替えて良かったのではないか」と乾がスパイクを後半、替えたことを明かしつつ、評価した。

 西野ジャパン3戦目で、初ゴール&初勝利となった。「過去2試合(ガーナ戦、スイス戦)とも同じ状況で前半を折り返し、攻撃的にいかなければいけないところでDFはやっていた。ハイリスクを負わず、落ち着いてやろうというところで推進力が出た。焦ることなく、タイミングを見て縦の攻撃が出来た。しっかり崩したのが良かった」と、守りを崩さず攻撃に推進力が出たことを評価した。

 1ゴールを決めた香川真司(29=ドルトムント)については「点を取りに行きたいので2トップにして、真司をボックスの右にした。DFが求められる位置で守備と攻撃を、しっかりした」と評した。

 ワールドカップに向けて「1試合1試合、ポイントを見ながら修整できている。出ていない選手も、今日のアグレッシブさを捉えて、いい準備をして欲しい」と前向きに語った。