日本サッカー協会は21日、千葉・幕張に3月に完成した高円宮記念JFA夢フィールドのクラブハウス内部を報道陣に初公開した。U-19(19歳以下)日本代表候補などが活動に利用しているが、新型コロナウイルスの影響で館内への入場は現在も原則禁止としている。そんな総工費約42億円をかけた日本代表の新拠点の内部が初めて明らかになった。

エントランスホールにはJFAの初代名誉総裁だった高円宮憲仁親王像が設置され、その奥にロッカー室を完備。代表チームが使用するロッカー室には過去の日本代表の写真が飾られ、人工炭酸泉浴槽や交代浴が可能な大浴槽が4つのバスルームにトレーニングルームも併設。医療スタッフもほぼ常駐しており、ビリャレアルMF久保やマルセイユDF長友ら海外組が、帰国時にはこの最新鋭の施設で調整を行っていた。

2階には監督室やミーティング室、記者会見も可能な大会議室も完備。森保監督はほぼ連日訪れており、代表スタッフとミーティングを重ねている。天然芝と人工芝のピッチがそれぞれ2面ずつとフットサルアリーナに加え、今後はビーチサッカー用のピッチも備える予定だ。【浜本卓也】