2024年パリ五輪を目指すU-20(20歳以下)日本代表の大岩剛監督(49)が16日に誕生することが15日、分かった。

日本サッカー協会が同日に行う理事会で、現在U-18日本代表監督の同氏の就任を正式に承認する。

東京五輪で逃したメダル獲得を目指すチームには、現在C大阪でコーチを務める羽田憲司氏(40)が入閣することも分かった。

大岩氏は日本協会からパリ世代の監督を打診されたことを受け、互いをよく理解している羽田氏にいち早くコーチ就任を持ちかけた。

羽田氏は現役時代は主に鹿島でプレーし、大岩氏とも共闘した。鹿島のコーチとして16年にリーグと天皇杯で優勝を経験。17年に大岩氏が監督となってからもコーチとしてサポートし、18年にはチームをアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)優勝へと導いている。

パリ五輪世代には日本代表MF久保建英(20=マジョルカ)をはじめ、有望な選手がそろっている。鹿島でアジアのタイトルをつかんだ2人が、ふたたびタッグを組み、68年メキシコ五輪以来となるメダルに挑戦する。

またGKコーチとして、日本代表や浦和などで指導経験のある浜野征哉氏(49)に正式オファーしている。

◆羽田憲司(はねだ・けんじ)1981年(昭56)12月1日生まれ、千葉県出身。現役時代のポジションは主にDF。市船橋高の主将として、全国高校選手権で優勝。00年に鹿島入りし、01年にはU-20日本代表の主将としてワールドユース(現U-20W杯)に出場した。12年に現役引退。13年からC大阪のスクールコーチとして指導者に。15年にトップチームのコーチとなった。16~19年は鹿島、20年は松本、21年は再びC大阪でコーチを務めた。