「ジャガー」の「やったるぞ」が、勝利を呼び込む。愛称ジャガーこと日本代表FW浅野拓磨(27=ボーフム)の口癖は「やったるぞ」。1月29日のオンライン取材でも「毎試合、自分がやったるぞという気持ちは常にある」と気合の入った表情で、お決まりのフレーズを残した。

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あの日も、あの日も言っていた。昨年10月12日のオーストラリア戦(埼玉)では、試合前の取材対応でも「今回もやったるぞという気持ち」と話し、途中出場から決勝点となるオウンゴールを誘発してみせた。敵地で行われた同11月11日のベトナム戦でも、試合前に行うジャガー流の気合の入れ方で日本に勝ち点3をもたらした。

リベンジに向けて、やったるしかない。前回対戦となった昨年10月8日のサウジ戦(ジッタ)では、先発メンバーに名を連ねていたが、爪痕を残せなかった。後半14分でベンチに退き、チームも0-1で敗れた。今回の1月27日の中国戦(埼玉)は、体調不良でベンチ外。「チームの輪を乱すことになったことは申し訳なかったですし、自分に悔しさを感じました」と並々ならぬ気合で、この日を迎えた。

ジャガーが牙をむく時が来た。「やったるぞ」伝説を証明する。