ワールドカップ・カタール大会へ、日本代表がまたもアクシデントに見舞われた。中盤の要、MF遠藤航(29=シュツットガルト)が8日(日本時間9日)のリーグ、ヘルタ戦(ホーム)の後半32分に相手と競り合った際に頭を激しく衝突。担架に乗せられて同37分に退いた。救急搬送された病院でひと晩過ごし、脳振とうだと診断された。開幕前、最初で最後の国際親善試合カナダ戦(17日、UAE)出場に黄信号。慎重にならなければいけない頭の負傷で、大会に影響が出ると、日本にとって大打撃となる。

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仮に追加での代替招集が必要となった場合の候補は誰になるのか。ボランチは守田、田中、柴崎と現状4人。1人欠けた場合は、同ポジション、同タイプを補充するのがセオリーか。遠藤と同じく球際に強い守備的MFとしては、スペイン2部ウエスカの橋本拳人がいる。森保ジャパンでもプレーしており、候補に挙がる。またJリーグでMVPに輝いた横浜DF岩田智輝も、クラブではセンターバックだが、ボランチをこなせる東京オリンピック世代だ。タイプは異なるが、原口元気や旗手怜央なども、能力は高い。