【ジッダ(サウジアラビア)20日=岡崎悠利】ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で日本代表と21日に対戦するシリア代表のクペル監督らが、20日に公式会見に出席。アルゼンチン人の指揮官は日本を相手に「全選手が危険」と警戒感を強めた。

シリアは初戦で北朝鮮に1-0で勝利し、日本とともに白星発進した。指揮官日本代表のMF久保建英(レアル・ソシエダード)、MF遠藤航(リバプール)らの名前を挙げながら「多くのポジションに質の高い選手がいる。どうやって止めるか、我々にとっては挑戦になる」と語った。

シリアは内戦の影響でホーム戦が中立地であるジッダ開催となり、北朝鮮戦も同地で行っている。長距離移動をした日本代表とはコンディション面でアドバンテージがあるが「シリアの試合でホームでは開催されない」と、地の利を手にできていないもどかしさもうかがわせた。