女子日本代表なでしこジャパン(FIFAランキング8位)が、北朝鮮(同9位)と引き分けた。パリ五輪(オリンピック)出場権を懸け、ホームアンドアウェーで争う第1戦で、日本はスコアレスドローに終わった。

後半は相手に押し込まれる展開も多く、90分通してなでしこジャパンのシュート数はわずか3本。相手の5-4-1のブロックをせめあぐねた。

試合を終え、主将のMF熊谷紗希(33=ローマ)は「第1戦、勝ってホームに向かいたかったが、0-0。ホームで勝つことだけを考えてやりたい」と振り返った。

相手に押し込まれた展開に「分たちがボールにプレッシャーかけることが出来なくなって、守備でマッチアップできず、ロングボールでラインを上げるのが少し遅くなった。そこは反省しないといけない。相手が後半、我々の動きを見て戦ってくるようになってきた。もう1ギア上げて自分たちが前からいけるようににしばいといけない」と反省を口にした。

シュート数が少なくなったことも課題に挙げ「自分たちが侵入する、ゴールを脅かす怖さを出せなかった。自分たちが前でプレーできるように、第2戦に向けて準備していきたい」。28日の第2戦は国立決戦。熊谷は「勝つしかない戦い。ホームをアドバンテージにしてパリ切符を取れるように頑張りたい」と意気込んだ。