パリを目指すU－23（23歳以下）日本代表が、五輪イヤー初戦で黒星を喫した。すでに五輪出場を決めているU－23マリ代表と対戦。開始2分にMF平河悠（23＝町田ゼルビア）が先制したが、その後は押し込まれて3連続失点。1－3で逆転負けした。

平河は前半2分、FKでゴール前に送られたボールがこぼれたところに反応し、右足シュート。右ポストに当たってネットを揺らした。同日本代表で初得点で「個人としては3試合。ゴールが取れていなかったので、自信を付ける上でも必要かなと思っていた」と話した。

所属は今季J1に昇格した町田。J1の舞台に「強度、プレーの質はJ2よりはるかに上がっている。そこで自信を持って自分のプレーできれば国際試合でも通用すると思った」。現在、昇格組ながらJ1で首位を走り、平河自身も1得点を挙げている。代表のピッチでも得点力を発揮し、アピールに成功した。「自分のアベレージを上げる意味でJ1で活躍することにフォーカスしてやりたい」とパリへのサバイバルに意欲を見せた。