アジア杯初戦の舞台となったニューカッスル。どんな町かな~と散歩をしていた。河口に面する港湾都市で、ビーチもある。入港する大型コンテナ船が鳴らす汽笛は、港町の風情を感じさせる。思えば仕事でいろんな国にきたな~と、先輩の益子記者と話しながらビーチを歩いていると、アナウンスが。決して英語は得意ではありませんが、何げなく聞いていると「very large shark(非常に大きなサメ)」と言っているではありませんか!?

 ん~?

 本当か~?

 先輩と顔を見合わせる。すると、次々と海から人々が引き揚げていく…。そういえばブラジルW杯では、コブラのびっくり箱に腰を抜かし、記者とは常に危険と隣り合わせなんだと、再確認したっけ。コブラの次はサメですか。しかも特大の。あの映画でよく見る水面を泳ぐ大きなヒレは見あたらない。とにかく陸地にいれば大丈夫。すると益子記者が言ったんです。「栗田、フカヒレ食いたいから捕まえてこ~い!」。サメより怖い先輩だったのでした。【栗田成芳】