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8月

大迫勇也 (鹿島/FW)

ストライカーの要素すべて平均以上

日刊スポーツ評論家秋田豊氏が解説

 大迫はMVPにふさわしい活躍をした。圧巻は、8月24日の横浜戦。相手に先制されて、自らの得点で同点とした後だった。小笠原、本山がワンタッチでつなぎ、最後にボールを受けた大迫はドリブルで相手を右にかわした瞬間、シュートを打ってゴールした。ドリブルからシュートまでの流れるような一連の動作、無駄のない動きは、成長の証明でもある。しかもマーカーは、Jトップランクの中沢だった。エース的メンタル、技術、体力など、いろんなものが詰まったゴールだった。

 一流ストライカーの条件には、スピード、高さ、飛び出すタイミング、体の強さ、足元の技術、シュート力、キープ力、駆け引き、ドリブルなど、いろんなものが挙げられる。選手によって、得意不得意があるが、大迫はストライカーが兼ね備えるべきすべてのものを平均点以上にこなせる。

 昨季、今春よりすべての面でレベルアップしている。最も成長していることは、ゴールへの意識だろう。つまりメンタルだ。8月初旬に彼をインタビューする機会があった。「ストライカーの条件の中で今後、一番伸ばしたいところはどこ?」と聞くと、大迫は迷いなく「点を取ることです」と答えた。向上心が凝縮された力強い言葉だった。

 現在、代表では控えに甘んじているが、今後Jで得点を重ねていけば、柿谷らとのチーム内競争は自然と激化していく。大迫の成長は、ザックジャパンの成長にもつながる大きなポイントになる。(日刊スポーツ評論家)








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