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仙台L川村「まだミス多い」交流戦終了

前半、笛が鳴らず、苦笑いする仙台レディースMF川村
前半、笛が鳴らず、苦笑いする仙台レディースMF川村

 なでしこリーグ仙台レディースは21日、千葉・市原市内で行われた交流戦(45分ハーフ)で千葉と1-1で引き分け、2勝4敗1分けで4日間の全日程を終了した。なでしこジャパンMF川村優理(25)は、ボランチで前半の45分間出場。持ち味の激しい当たりで再三ピンチの芽を摘んだが、7試合で13失点の結果に「まだ簡単なミスが多いし、どこから奪いに行くのかハッキリできていない」と守備面での課題を口にした。

 鮫島、長船ら主力が抜け、7人が入れ替わったチームの柱は間違いなく川村だ。中盤の底に入るとボールを奪う位置が高くなり、ショートカウンターを数多く繰り出した。センターバックで出場した試合では、押し込まれる時間帯が続いた。川村自身は「どちらでもやることは変わらない」と話したが、千葉監督は「ボランチの方がいい形を作れる」。昨季同様にピッチ中央での起用になりそうだ。

 攻撃面では新戦力との融合に手応えをつかんだ。岡山湯郷から加入のFW有町が前線で起点となり、交流戦チーム最多3得点と結果を残した。川村は「去年より全体につなぐ意識が出てきた。前でキープしてからの展開ができるようになったのもプラス」とうなずいた。

 明日23日からはアルガルベ杯(3月4日~、ポルトガル)に向けた代表合宿に入る。「どこまで通用するか試す、いい機会。成長してチームに戻ってきたい」。川村にとって、6月のカナダW杯出場と、仙台の上位進出を目指す、勝負の1年が始まった。【鹿野雄太】

 [2015年2月22日12時22分 紙面から]








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