G大阪が「大人のサッカー」でアジア制覇に挑む。今季開幕となる明日24日のACL1次リーグ広州富力戦(ホーム)に向け、22日は万博練習場で非公開調整。日本勢は08年にG大阪が制して以降、アジアの壁に屈して優勝から遠ざかっている。自身初挑戦となるACLに向けて、長谷川健太監督(49)は「ケンカ上等! そう言わせたいのだろうけど、熱くならないようにやりたい」と冷静に戦い抜く決意だ。

 1次リーグの同組には、荒々しいスタイルが持ち味の中国(広州富力)や韓国(城南)がいる。日本勢では10年2月に川崎FのMF中村憲剛が、韓国の城南戦で顎を骨折。チームは戦意喪失して敗れた過去がある。長谷川監督は「相手は球際のところで非常にラフに来る。そこでイライラすると、普段のプレーができなくなる」と指摘した。