J2札幌FW都倉賢(29)が、今日22日のアウェー北九州戦で強行出場する。先発復帰した18日讃岐戦後、左太もも裏の違和感を訴え、19日は練習回避。20日も部分合流で、21日の前日調整のみ、フルメニュー消化した。北九州戦は先発を回避し、ベンチスタート濃厚も「どのタイミングからでも点に絡んでいきたい」と意気込んだ。

 チーム得点王が体を張って白星を呼び込む。痛みが完全に癒えたわけではないがチームは3連敗中とあり「やるしかないですから」と強い口調で言った。北九州戦はクラブのJリーグ通算700試合目。昨年10月27日湘南戦で札幌のリーグ戦1000号、道内公式戦400戦目となった今季5月9日熊本戦で2ゴールを挙げた。節目に強い9番の一撃で、連敗を脱出する。

 12日のC大阪戦は、0-2の後半開始から途中出場し、ヘッドで追撃弾。勝利にはつながらなかったが、チームとして、初の途中出場選手の得点だった。6戦未勝利の現状に「内容はともかく勝ちをもぎ取る力を」と言う。神戸時代の12年は全6得点中4点が途中出場。勝負どころで一気にギアを上げ、38日ぶり勝利につなげる。【永野高輔】