神戸が来季の新戦力として、清水のFW大前元紀(25)をリストアップしていることが18日、分かった。

 最終節終了後にも正式オファーを出す可能性が高い。Jリーグ関係者は「(神戸は)大前を調査している。即戦力として、獲得を狙っている」と明言。清水のJ2降格が決まったことで、今後は他クラブも獲得に本腰を入れることは確実。「大前争奪戦」の1番手に、神戸が名乗りを上げた。

 今季の大前はリーグ全31試合に出場し、得点ランク6位タイの11得点。年間最下位に低迷するチームで、群を抜く決定力を誇る。第1ステージ(S)と第2Sを含めた清水の全33得点のうち、実に1/3が大前の得点だ。まだ25歳。伸びしろも十分にあり、日本人エースとしての期待が膨らむ。