2年連続6度目出場の明徳義塾(高知)が10大会ぶりに初戦を突破した。高知県勢としても6大会ぶりの初戦突破だった。

 前半10分にMF岡崎郁矢(3年)が、ロングパスに反応。ペナルティーエリア外右側から左足を一閃(いっせん)し、ゴール右隅に突き刺した。岡崎は「入ると思わなかった。入った瞬間は『えっえっ』って」と自身も驚きのゴールだった。

 その1点を守りきった。これで地区予選初戦から1試合のPK勝ちを含む5連続完封。主将のDF禹滉允(う・ふぁんゆん=3年)は「攻守の切り替えがよかった。集中力が途切れなかった」と納得の表情だった。