清水エスパルスは先制したが、1-1の引き分けに終わった。

 前半3分、DF松原后(20)のスローインからMFチアゴ・アウベス(24)がクロスを上げ、FW鄭大世(33)が相手DFの間に入ってヘディングで決めた。主将のリーグ3戦ぶりの得点で先制。しかしその後はC大阪にペースを握られ、防戦一方となった。

 リーグ9戦ぶりの白星をつかみかけた後半ロスタイムに、ペナルティーエリア内でハンドの判定を取られてPKを献上し、失点。連敗を2で止めたが、勝利は逃した。

 小林伸二監督(56)は「(試合の)入りはアグレッシブに前から行く、シンプルにサイドを取るということが出来ていた。だがその後の攻撃が単調になってしまった」と振り返った。

 リーグ戦初先発を果たした186センチのDFカヌ(31)は得意のヘディングで空中戦で競り勝つ場面が多かった。「最初から厳しい試合になると思っていた。勝ち点3が取れなかったことは残念だけど、勝ち点1も悪くはない」と前向きに話した。