J2東京ヴェルディのミゲル・アンヘル・ロティーナ監督(60)は、ジェフユナイテッド千葉に惜敗し2回戦で敗退も「誰も、負けることは好きじゃないし、悔しい思いはしているが、チームの収穫が多かった」と語った。

 主な一問一答は、以下の通り。

 総括 とても強度の高い試合だった。千葉が前半からハイプレスをかけてきて、とても難しかった。後半頭に同点に追いつくチャンスを作ることが出来た。相手がリトリートして(引いて守って)きたので、よりボールを持ってプレーすることができた。決定機も幾つか作ることができ、最後は惜しかった。僕らにとって、とても収穫のあるゲーム。普段プレーしていない選手をチェックできた。彼らはトレーニングで非常に良くプレーしている。ケガをした選手のチェックも出来た。フタ(MF二川孝広)も、ケガから帰ってきてくれた。天皇杯という重要な試合に勝ったジェフをたたえたい。

 -後半、FWドウグラス・ヴィエイラと二川を同時投入した理由は

 監督 (FW高木)大輔とマサ(FW中野雅臣)は前半からプレスをかけていた。フレッシュな選手を入れたかったのと、前半より相手がDFラインを下げていたので、フタにはその間でボールを受けてほしかった。

 -試合後、千葉GK佐藤優也に話しかけていたようだが。ナイスセーブとは言った?

 監督 勝利を祝福しただけ。日本語が話せたら、言ったのかも知れないけれど、話せないので「おめでとう」と言っただけです。エスナイデル監督とFWラリベイとは少し話しました。ラリベイはスペインでプレーしていて、共通の友だちがいたので少し話すことが出来ました。

 25日には、J2リーグ戦のダービーマッチの1つ、FC町田ゼルビアとの「東京クラシック」が控える。町田も2回戦で大分トリニータに2-4で敗れており、J2勢対決を落としたチーム同士、負けられない。【村上幸将】