前節まで2位の湘南ベルマーレが、同3位の横浜FCとの神奈川ダービーに1-0で競り勝ち、首位アビスパ福岡と勝ち点40で並び2位をキープした。

 互いに攻め合う一進一退の試合を決めたのは、横浜FCのオウン・ゴールだった。前半35分、横浜FCゴール左前に攻め込んだ湘南MF杉岡大暉(18)から、中央のFW山田直輝(26)、MF秋野央樹(22)と経由したボールを、MF石川俊輝(25)が右サイドに展開。ボールを受けたDF山根視来(23)がクロスを上げた。そのボールをクリアしようとゴール方向に体を投げ出した、横浜FCのMF小宮山尊信(32)の頭に当たって、ボールはゴール左に突き刺さるように入った。小宮山はショックからか、倒れ込んでしばし起き上がれなかった。

 後半も、湘南と横浜FCが、互いにオープンに攻め合う激しい戦いとなった。7分に、横浜FCのMF野村直輝(26)が、ドリブルで仕掛けてシュート。湘南も11分に山根の右からの浮き球パスを31歳のベテランDF島村毅(31)が、左足ヒールで合わせシュートを放つなど、打ち合いを展開。終了間際は横浜FCが猛攻撃を仕掛けたが、湘南がしのぎきった。