15位の北海道コンサドーレ札幌は今日8日、敵地で勝ち点1差で16位につける大宮アルディージャと戦う。7日は札幌・宮の沢で11対11+1のミニゲームを行ったほか、守備のセットプレーを確認し、本番への準備を終えた。

 エースFW都倉が累積警告で欠場。チームは今季2度目の3トップで臨むと予想され、MF早坂良太(31)のFW起用が有力だ。鳥栖時代の11年にはJ2で10得点、J1で通算6得点をマークしている背番号26は「前へ行けば得点のチャンスは増えるので、狙っていきたい」と、自身3季ぶりのゴールへ気合を入れた。

 移籍1年目の今季は、主に両サイドで起用。初めての経験だった。連係や守備など、攻撃的な位置との違いに戸惑うことも多かったが「微調整しながらやってきて、ようやくウイングバックに慣れてきたところだったけど」と、苦笑い。6日の紅白戦でも、さまざまなポジションをこなし「鳥栖時代も3つぐらい兼務してきたので、そういう役割なのかな」と、マルチな才能を発揮している。

 監督交代で勢いに乗る大宮。「相手をイライラさせられたら」。今季初連勝のキーマンとなれるか。【中島宙恵】