右足甲を負傷していたJ1横浜F・マリノスのDF中沢佑二(39)が、5日のアルビレックス新潟戦に先発することが内定した。

 4日、横浜市内で行われた練習で、紅白戦形式のメニューで主力組のセンターバックを務めた。途中、接触プレーで痛がる場面もあったが、最後まで主力組で走り続けた。練習後は明るい表情で「また明日」と、報道陣にピッチ上での再会を約束し、練習場を後にした。

 現在、中沢はフィールドプレーヤーとしてはJ1歴代1位となる、142試合連続フル出場を続けている。4年以上かけて記録を継続中だが、7月29日の清水エスパルス戦の後半29分に、相手選手との接触で右足甲に裂傷を負った。試合後に縫合、2日前までは別メニュー調整を続けていた。中沢は前日3日に「だいぶ腫れは引いた。監督に聞かれたら『いけます』と答える」と、出場に意欲を見せており、判断は首脳陣にゆだねられていた。

 この日の練習後、エリク・モンバエルツ監督は「(中沢は)日に日に良くなっている。どういう状況になってもいいように(パク)ジョンスを連れて行く」と、アクシデントがない限り、中沢の先発起用を考えていることを明かした。

 また、右ふくらはぎに痛みを抱えていたMF天野純は、この日の練習で全メニューをこなした。天野も中沢と同様に、今季は全試合でフル出場中だが、モンバエルツ監督は「基本的には大丈夫だと思っている」と判断。こちらも先発起用の見込みだ。