FC東京が、元得点王コンビのそろい踏みで7試合ぶりの勝利を飾った。1-1の後半32分、途中出場のFW大久保嘉が右足で決勝点。左からの折り返しを冷静に持ち直し、GKの重心と逆のゴール左に蹴り込んだ。6月25日磐田戦で左足首を負傷して長期離脱し、復帰2戦目。「長く休んで迷惑を掛けたので、自分が決めて勝ちたかった。アウェーでの勝ち点3は最高」。チームは今季、失点した試合は6分け7敗だったが、大久保嘉の勝ち越し弾でようやく白星をつかみ取った。

 前半30分には右CKからFW前田が左足で先制。J1通算400試合出場の節目を今季初ゴールで飾り「記録以上にチームが勝てたことがうれしい」と2カ月ぶりの勝利に酔った。