大分トリニータの片野坂知宏監督(46)が勝ち点3の取りこぼしを悔やんだ。

 1点を追う後半19分にMF鈴木惇(28)が同点ゴール。さらに同35分に投入したFW伊佐耕平(25)が1分後に勝ち越しゴールを決めるなど、采配も当たった。

 しかし、後半ロスタイムに京都サンガFC・FW大黒の同点ゴールを許し「非常に悔しいです。西京極までお越しいただいたファンに勝ち点3をプレゼントしたかった」と振り返った。

 前節まで2連敗で、前半はロングボールなどを交えながら攻撃を組み立てた。それでも前半45分を終え「我々の技術や判断で、京都相手にも(ボールを)動かせる。それを貫いてやっていこう」と方針転換。主導権を握りながら両サイドを奥深くまで使うことで、クロスから2得点が生まれた。最後は勝ち点1に終わったが「選手は狙いを持ってやっている。次もしっかり戦えるようにしたい」と26日のアウェー・レノファ山口戦へ切り替えた。