降格圏脱出を狙った16位の大宮アルディージャと17位のサンフレッチェ広島の対決は、引き分けに終わった。

 大宮は後半8分、広島FWパトリックに先制を許したが、直後の15分に、FKからDF菊地光将(31)のヘディング弾で追いついた。

 失点場面でパトリックにマークを外されていただけに、意地のリベンジ弾となった菊地は「(先制されたが)ホームなのでチャンスが来ると思っていた。啓輔(MF大山)がいいボールを蹴ってくれた。ただ、勝ちにつながるゴールではなかったので。勝ちきれなかった」と悔しがった。

 序盤は大宮が押し込み、何度も決定機を迎えたが決めきれなかった。伊藤彰監督(44)は「前半に決めきれなかった。ただ、選手はあきらめずに点を取ってくれた。うちらしいゲームができた」と振り返った。