J2モンテディオ山形はファジアーノ岡山に1-1で引き分け勝ち点1を積み上げた。0-1で迎えた後半35分にDF栗山直樹(26)がクロスボールを頭で合わせ同点ゴールを奪った。シュートは岡山の1本に対して11本。後半は波状攻撃で圧倒したがゴールが遠い。プレーオフ圏内の6位との勝ち点差は6のままだ

 相手のシュートを1本に抑えながらも、そのシュートで先制される。しかし、そのビハインドを栗山が難度の高いゴールで切り開いた。「キーパーが見えていたので、うまくコースを変えることができた」と左後方から入った角度のある難しいクロスを頭で合わせた。後半に放ったシュートは相手0に対し7本。7本中最も難しいシュートが同点弾になった。

 ホーム4戦ある9月反撃の初戦。秋風が吹き始めたスタジアムで、辛うじて勝ち点1を奪った。「この試合は勝たなくてはいけない試合」と位置づけていた木山隆之監督(45)は「ほぼパーフェクトに近い試合運びで、狙ったプレーもできていた。先制されて、追いかける難しさはあった。ホームでいい雰囲気で戦わせてもらっているので、残り11試合ベストを尽くして勝ち続けたい」と振り返った。昇格へ向け負けられない試合が続く。【下田雄一】