FC東京は10日、篠田善之監督(46)を解任することを発表した。安間貴義コーチ(48)が暫定監督に就任し、スカウティング部の宮沢正史氏がコーチに就任することも発表された。

 篠田監督は16年7月に城福浩前監督(56)の後任として就任し、昨季は年間勝ち点9位で終えた。今季はFW大久保嘉人、永井謙佑、MF高萩洋次郎ら日本代表経験者を補強し上位を狙ったが、天皇杯、ルヴァン杯は敗退しリーグも現在勝ち点33の10位で、無冠が決定的な状況になっていた。

 篠田監督はこの日、都内のクラブハウスで取材に応じ「結果が出なかったことの重みを感じています。負けたことで選手がバラバラになった。そこでかじを取る私の力がなかった」と振り返り「悔しい気持ち、情けない気持ち、感謝の気持ちしかない」と話した。

 また、安間氏は「これからの9試合を来シーズンにつなげていけるようにしたいと思います」とコメントを発表した。