公式戦5連敗中のFC東京が12日、小平グラウンドで監督交代後初の練習を行った。10日に篠田善之監督(46)が解任され、安間貴義ヘッドコーチ(48)が昇格。あいにくの雨の中、持久走などで体を温めた後、エリアを狭く限定してのミニゲームや決定力不足を補うためのシュート練習に取り組んだ。

 エースFW大久保嘉人(35)は「やるのは選手で責任も感じるけど、何かを変えないといけなかった。一から残り9試合という気持ちで選手も明るくなったと思うし、連敗中はチャレンジも何もなかったから、ここから前に進んでいきたい」と話した。

 練習前には、篠田監督から「申し訳ない」「感謝している」と最後のあいさつがあった後、安間新監督が所信表明。大久保嘉は「安間さんの話は、いつも通り普通の感じやったけど、攻撃的な人。これまでのリアクションからアクションに戦術が変わると思うし、ちょっとしたところの修正だけなので。楽しみ」とリーグ10位からの巻き返しに期待を抱いていた。