清水エスパルスはJ1残留をかけた大宮アルディージャとの直接対決で、0-0の引き分けに終わった。

 リーグ12戦ぶりにFW鄭大世(33)とFWチアゴ・アウベス(24)が2トップを組んだ。後半13分には、チアゴのFKから鄭大世がシュートを放ったが、枠をとらえられなかった。シュート本数はチアゴは1本、鄭大世も2本と、決定的な場面も少なかった。

 守備面では、大宮の猛攻を受けながらも体を張って3試合ぶりの無失点。0-0の引き分けは今季初めてだった。

 連敗を2で止め、勝ち点1を積み上げた。しかし16位甲府が勝利したため、J2降格圏とは勝ち点2差まで縮まった。主将の鄭大世は「僕たちは前半戦に積み上げた勝ち点がある。今日はどうにか(失点を)ゼロに抑えることができたので、良かった。勝ち点1を積み重ねられたことは、価値がある」と冷静に話した。