セレッソ大阪が、連敗を3で止めた。

 前半23分にサガン鳥栖FWビクトル・イバルボ(27)のPKで先制されたが直後の同25分、C大阪の日本代表FW杉本健勇(24)がドリブルで相手DFを抜き去り、最後はループシュートを決める芸術的な同点弾で流れを引き戻した。後半13分には、負傷した6月25日仙台戦以来の先発出場となったMF清武弘嗣(27)が決勝ゴールを決めた。

 大雨のベアスタを日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(65)が訪れ、視察した一戦。同監督は杉本のゴールを「代表候補が(ゴールを)決めるのはいいことだ」と評価。杉本は「いつもだけど、とにかく勝ちたかった。先制されても『まだ時間あるから、やろう』と声を掛け合った。あの時間で追いつけて、いい勢いをつけられたのがよかった」と個人よりチームを意識。残り5試合、優勝の可能性完全消滅も免れ「まだ試合は続いていく。継続していかないと」と表情を引き締めた。