ジュビロ磐田MF針谷岳晃(19)が、「磐田初得点」を決めた。30日、J3藤枝MYFCと練習試合(45分×2本)にボランチで先発。0-0の前半20分、左サイドを突破したMF上原力也(21)のクロスを滑り込みながら右足で合わせ、豪快にネットを揺らした。この先制点を皮切りに、チームは5発快勝。針谷は「周りから『お前だけ取っていない』とあおられていたので、ほっとしています」と笑った。

 針谷だけでなく、前日29日のリーグ横浜F・マリノス戦(2-1)で攻撃にリズムをもたらした上原が、この日はアシストでアピールに成功し、さらに自信を深めた。

 「残り3試合(リーグ戦)全部勝てば、ACLも見えてくる。自分が点を取ればチームにもっと勢いがでると思うし、次はリーグ初得点を狙いたいです」

 若手が存在感を示した90分。チームにとっても、充実した時間になった。【前田和哉】