来季、J1に復帰する湘南ベルマーレは、16年に浦和レッズからレンタル移籍したDF岡本拓也(25)が、期限付き移籍期間を19年1月31日まで延長して残留すると発表した。期間中、岡本は浦和との公式戦に出場できない。

 岡本は湘南を通じてコメントを発表した。

 「まずは2017シーズンもサポーターの皆さんからはたくさんのご声援をいただき、ありがとうございました。J1で迎える2018シーズンも、そんな皆さんとともに戦いたいと思い、湘南でプレーをする決断をしました。2016シーズンの悔しい思いは僕も皆さんも忘れていないと思います。その悔しい思いをしっかり胸に刻んで、J1にリベンジしたいと思います! 湘南でのプレーは来年で3シーズン目になります。より一層責任感とチームを引っ張る気持ちを持ち、成長と勝利を目指して臨みます。皆さんのより一層のサポート、よろしくお願いします」

 岡本は16年に当時J1だった湘南に移籍し、リーグ戦21試合に出場し1得点もチームはJ2に降格した。17年はJ2で30試合に出場し3得点を挙げ、湘南のJ2優勝と1年でのJ1復帰に主力として貢献。ストッパー、サイドバック、ウイングバックと、右サイドで幅広くプレーできるユーティリティー性に加え、突破力も高めており、18年にJ1で戦う湘南にとって、欠くべからざる存在となった。

 11月19日の最終節・町田ゼルビア戦では、ゴール裏に他クラブからレンタル移籍している選手たちへ残留を求める、サポーターの横断幕が掲げられた。その中で岡本と、柏レイソルから今季、期限付き移籍で加入したMF秋野央樹(23)が移籍期間を19年1月31日まで延長し、7月に名古屋グランパスから移籍したMF高橋諒(24)が完全移籍で加入し、それぞれ残留した。

 また湘南は、モンテディオ山形からGK富居大樹(28)を完全移籍で獲得した一方、今季、徳島ヴォルティスでプレーしたGK梶川裕嗣(26)が徳島へ完全移籍したことも併せて発表した。