作陽(岡山)が遠野(岩手)に競り勝ち、2回戦を突破した。

 前半26分にPKで先制。10番のMF西山拓実(2年)が落ち着いて左足で決めた。

 さらに同38分には直接FKがポストに当たって跳ね返ったところに、主将のMF中西樹大(3年)が反応して押し込み、右足で追加点。試合を優位に運び、このまま反撃を後半の1点に抑えて逃げ切った。

 本年度就任しこれが選手権初采配だった酒井貴政監督(29)は、初采配で初勝利。同校3年次、準優勝した06年度の決勝(優勝は盛岡商)以来の選手権で、しっかり結果を出した。

 後輩たちを指導し、母校を率いる酒井監督は初采配の感想を問われ「采配というより、一緒に戦ったと思っています」と素直な感想を口にした。

 3日の次戦は日本文理(新潟)と対戦する。