女子日本代表が強豪アルゼンチン選抜に7-3で快勝した。

 エースの菊島宙(そら、15=埼玉T・Wings)が6ゴール、斉藤舞香(26=GLAUBEN FREUND TOKYO)が代表初ゴールをマークした。

 日本は前半4分、5分に連続失点したが、9分に菊島が逆襲の口火を切るゴール。自陣でボールを奪うとスピードに乗ったドリブルからカウンターを決めてチームを落ち着かせた。菊島はその後、18分、19分にもゴールを奪ってハットトリックを達成した。

 後半に入っても3分、6分に菊島が追加点を挙げると、10分には斉藤が代表初ゴール。さらに菊島が19分にダブルハットトリックをとなる6発目を奪って突き放し、MVPに輝いた。

 ◆村上重雄監督の話 立ち上がり早々、失点してしまったが、当初の目標通り40分全体を通してゲームマネジメントができ、前半のうちに逆転することもできた。私たちのブラインドサッカーのプレーを通して、社会の障がいへの理解が進み、視覚障がいを持っている女の子たちがサッカーをしたいと思ってもらいたい。

 ◆菊島宙の話 今日決めることができた得点は、みんなが支えてくれたから取ることができました。今はまっすぐなドリブルしかパターンがないけれど、左右に動いても今のプレーができるようになど、もっとうまくプレーできるようになりたいです。