水戸ホーリーホックに勢いがある。17年の主軸数名が移籍したが、プレシーズンマッチのいばらきサッカーフェスティバルで、J1鹿島アントラーズに終盤、逆転を許したものの3-4と肉薄した。その勢いそのままに、開幕戦ではモンテディオ山形に3-0で快勝。長谷部茂利新監督の手腕を評価する声も出始める中、開幕2戦目で戦うのは、同監督が17年までコーチを務めていたジェフユナイテッド千葉だ。

 千葉も、東京ヴェルディとの開幕戦では前半9分にDF増嶋竜也が1発退場し1人少なくなった中、逆襲も1-2で惜敗しただけにホーム開幕戦は負けられない。エスナイデル監督も、昨季コーチだった長谷部監督に、みすみすしてやられ、飼い犬に手をかまれるような羽目に陥りたくはないだろう。手の内を知る両監督のせめぎ合いに注目だ。

 また、開幕戦で白星を挙げた同士の対戦となる、FC町田ゼルビアが大宮アルディージャをホームに迎え撃つ試合も見逃せない。町田は17年、ホームでは7月16日の水戸ホーリーホック戦以降4分け5敗、4カ月も勝てないままシーズンを終えた。ホームで約8カ月ぶりの勝利を、サポーターに見せたいところだ。