ファジアーノ岡山が第7節で愛媛FCに敗れ、首位こそキープしたが18年初黒星を喫した。無敗は、水戸ホーリーホックとのアウェー上位対決を1-0で制し、岡山を勝ち点1差の15で追う2位FC町田ゼルビア(4勝3分け)と、同3差の5位東京ヴェルディ(3勝4分け)の2チームとなった。

 岡山は第8節で、J1から降格した8位アルビレックス新潟とアウェーで対戦する。岡山の長沢徹監督(49)にとって、新潟の鈴木政一監督(63)は因縁浅からぬ相手だ。長沢監督は1991年(平3)に筑波大からJ1ジュビロ磐田の前身ヤマハ発動機サッカー部に加入した。当時、総監督を務めていたのが鈴木監督で、ともに94年の磐田のJリーグ昇格を経験した。初顔合わせとなる両軍の対戦は、鈴木監督が磐田の監督を退任した04年以来、14年ぶりにJクラブの監督に就任したことで実現した、師弟対決という点でも注目の1戦だ。

 町田はホームに6位と好調のロアッソ熊本を迎え撃つ。17年は7月16日の水戸ホーリーホック戦以降4分け5敗、4カ月も勝てないままシーズンを終えるなどホーム戦で苦しんだ町田だが、18年は2勝1分けとホームで本来の姿を取り戻している。しっかり結果を出し、首位浮上を狙いたいところだ。対熊本戦も4連勝中で、ホームでも3戦全勝と相性は抜群だ。

 大分トリニータも前節、ジェフユナイテッド千葉に4-0と大勝し、3連勝で3位に浮上と絶好調だ。ただ、アウェーで対戦する京都サンガとの相性は悪く、近年は3分け3敗、アウェー戦も2分け1敗と勝てていない。現在、20位と不振の京都は“お得意さま”相手に復調の兆しをつかみたいところだ。