浦和レッズがヴィッセル神戸とのシーソーゲームを制し、アウェーで神戸に3-2で競り勝った。

 前半23分にFW武藤が自らのシュートからこぼれ球を詰め、今季初得点となる先制ゴールを奪った。その後は1度逆転を許す苦しい時間帯となったが、後半26分に今季神戸から加入した16年リオデジャネイロ五輪代表のDF岩波が移籍後初ゴールとなる同点弾。MF柏木の右CKに合わせた。

 ラスト10分は押し込んだ。左サイドを中心に矢継ぎ早にクロスを上げてゴールに迫ったが、相手GKの好セーブもあった。引き分けで終了かと思われたロスタイム、ふたたびCKからDFマウリシオが勝ち越し弾。今度は左から柏木が送ったボールに頭で合わせた。大槻監督が「今の順位は到底満足できるものではない」と話すなど勝利だけを目指し、勝ち点3をもぎ取った。前節の初勝利からこれで連勝。開幕5戦未勝利の借金を返すため、ここから連勝街道に入る。