浦和レッズとサガン鳥栖戦の前半終了後、浦和のオズワルド・オリベイラ監督(67)と鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ(50)が口論する一幕があった。

 浦和のオリベイラ監督は試合後の監督会見で、口論の件について聞かれ「誤解から生じたものでした。ですので、相手の監督にも、試合後に私の方から謝りました。特に大きな問題はなかった」と説明した。

 誤解が何だったのかと聞かれると「私が主審に抗議した後、相手の監督が第4審判のところに行って抗議していたので、私について何か言っているんだろうと思って、そういう反応をしてしまいました。そういうことではなかったので、試合後に謝りました」と語った。

 その上で「例えばスライディングタックルなんですけれど、相手のチームが5、6回タックルしながらファウルしているのに笛が鳴らなくて、逆にこちらが1回、タックルしたら笛が鳴ったので抗議した場面でした」と振り返った。

 オリベイラ監督は前半ロスタイムに、MF柏木陽介が左サイドで相手選手と競り合って倒れた後に、鳥栖のFKの判定を下した家本政明主審に対し、テクニカルエリアで手を振り上げ、飛び出さんばかりの勢いで抗議し前半終了後、鳥栖のフィッカデンティ監督らと口論した。【村上幸将】