清水エスパルスMF金子翔太(23)が、記念の地で再びゴールを狙う。明日20日のアウェー川崎フロンターレ戦に備え、18日は静岡市内で非公開練習に参加。試合会場の等々力陸上競技場では、昨年4月21日の川崎F戦でJ通算2万ゴールをマークしており、表情を引き締めて言った。「1年間でさらに成長した姿を見せられるように頑張りたいです」。

 今季はチーム最多6得点を挙げているが、満足はしていない。FW北川航也(21)が5得点、FWクリスラン(26)も3得点。ルヴァン杯でも、FW鄭大世(34)、FW長谷川悠(30)ら攻撃陣がゴールを決めるなど、好調を維持しているからだ。

 文字通り、油断大敵の状況で金子は「競争が激しい中で、緊迫感を持ってやっていきたい」と強調。ワールドカップ中断前最後の一戦で結果を残し、不動の地位を確保するつもりだ。【神谷亮磨】