川崎フロンターレがガンバ大阪にセットプレー2発に沈み、首位広島との勝ち点差が9に開いた。

前半42分、日本代表に選出されたMF大島僚太(25)が、G大阪MF倉田と接触した後、自ら交代を要求。試合後、川崎Fの鬼木達監督は左ふくらはぎのトラブルだったことを明かし「肉離れまでいっているかどうかはまだ確認できていない」と話した。明日2日に検査を受け日本代表に合流するか判断する見通しだ。

G大阪の5バックに大苦戦した。前半32分にMF家長昭博が放ったシュートが初シュート。相手の気迫のこもった守備と球際は、最後まで衰えることがなかった。

MF阿部浩之(29)は「(相手の守備に)はめられた感じがある。後半はまだ、ましだったけど、最後の最後で(パスが)引っかかっていた。相手に気持ちいい守備をされてしまったし、もっと相手を走らせなければいけなかった」と猛省した。

日本代表に選出されたエースFW小林悠(30)も「2点目を取られると難しくなる。攻撃が点を取れなければ負けるのは当たり前」と自らの責任を口にした。

広島の背中が遠ざかったが、小林は「まだあきらめるのは早い。しっかり切り替えて負けた試合の後にどう戦うかが大事」と前を向いた。