ガンバ大阪が今季アウェー初勝利で2連勝を飾った。

昨年8月26日サガン鳥栖戦以来、18試合ぶりの敵地白星。98~99年の市原(現千葉)のアウェー17試合連続未勝利のワースト記録に並んでいたが、更新は阻止した。

前半35分に失点するも、後半7分にDFオ・ジェソクの右クロスに左サイドから走り込んだMF倉田が右足を合わせて決めた。同23分には左サイドを崩し、DF藤春、倉田とつないで、ドリブルで仕掛けた倉田が中央の韓国代表FWファン・ウィジョへパス。抜け出したファンが右足シュートを決めて、勝ち越しに成功した。

前半の3バックから変更した後半の4バックでは、攻撃的な姿勢と安定した守備を取り戻した。

ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFイニエスタ封じにも成功し、MF今野は「技術が高いし、(ボール)ロストがなかった」。相手を最大限に尊敬しながらも「でも危険な位置にほとんど進入させなかった。本気を出してなかったのかな(笑い)。(右)足のケガもあったみたいだし。フリーにしたらいけないので、しっかり横にズレながら対応しようと話していた」と、胸を張った。

G大阪は逆転勝利も今季初めて。順位はJ2自動降格圏の17位のままだが、確実に前進している。