ワールドカップ(W杯)ロシア大会日本代表の、フランス1部マルセイユDF酒井宏樹(28)が15日、ツイッターを更新し、この日、清水エスパルスに2-3で敗れ、J1参入プレーオフ圏16位に転落した古巣の柏レイソルにエールを送った。

酒井は、柏のホーム・三協F柏スタジアムの、クラブのエンブレムが貼られた壁の写真とともに「どんな時も選手達の為に声を枯らしてくれるレイソルサポーターは昔から僕の誇りです。選手達は必ず期待に応えてくれます! 信じましょう」(原文のまま)というメッセージとともに、手を合わせ、祈る合掌ポーズと「#柏レイソル」をつけてツイートした。

酒井は中学校に進学した2003年に柏の下部組織U-15に加入し、06年にU-18に昇格。08年には、下部組織に所属しながらJリーグの公式戦に出場できる2種登録選手としてトップチームに登録され、翌09年にトップに昇格した。柏がJ2だった10年は9試合出場1得点、J1に昇格した11年は27試合出場、12年は15試合に出場し1得点を記録し、同年7月にドイツ・ブンデスリーガのハノーバーに移籍。4シーズンプレーした後、現在は16年に移籍したマルセイユで2シーズン目を迎えている。

下部組織を含め10シーズンを過ごした柏が敗れた直後、プレーオフ圏に転落した苦境を黙って見ていられなかった思いがにじむ、酒井のツイートに、サポーターからは「どんなことがあっても柏サポーターは辞めない」など、感謝のコメントも寄せられている。